大半の精油が作られる方法で、高温のスチームで沸騰させ、匂い成分を抽出します。
主に柑橘系に用いられる方法で、ローラーで潰してから抽出します。
ローズ、ジャスミンなど熱に弱いお花から抽出する方法で、とても高価になります。
リラックスで有名な万能ハーブとして昔から名高いラベンダーの精油は、かわいらしい紫の小さな花穂と葉から抽出され、 特にアルプス地方が原産地として有名です。古代ローマ人はラベンダーを浴槽に入れて沐浴し、からだなどを洗っていました。 英名の「ラベンダー」のもとになったラテン語「ラワーレ Lavare」には「洗う」という意味があります。 甘さとさわやかさが同居する濃厚な香りは、こころに落ち着きと安らぎを与えてくれます。
清涼感がある香りが頭をスッキリとさせて、リフレッシュ効果が期待できます。フレッシュな香りが精神に疲れた気持ちを改善し、物事に意識を集中させる効果を発揮します。やる気や自信を喪失した心を、明るく前向きな心にしてくれます。ヨーロッパで古くから料理に欠かせないハーブとして利用されてきました。 葉には消臭や殺菌作用があり、肉の臭みを消して鮮度を保ち、また、消化を促すとして、現在でもフランス料理やイタリア料理に欠かせないハーブです。また、デオドラント作用にも優れており、体臭予防にも有効です。
エレガントでゴージャスな香りが特徴のローズの香りです。 甘くて深みのある香りは心を安定させ、明るくしてくれます。 鎮静作用により、落ち込んだり、傷ついたり、疲れた心を癒す働きと同時に 心を高揚する作用もあり、心を元気にしてくれます。生理前の不調時イライラ気分 の解消などに効果的です。
メントールのスゥッとした香りを持つハーブ、ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交雑種です。 すがすがしく、透き通るような鋭い香りで、気分をスッキリさせてくれます。 古代のローマ人は、宴会の席ではいつもペパーミントの冠をつけていたそうです。 古くから歯磨き粉や酒の香り付けなどとしても利用されてきましたが、現在でもチューインガムや歯磨き粉のフレーバーとして大変人気があります。 眠気を取り去ってくれる清涼感のある香りですので、長時間のドライブや飛行機での旅行などにもおすすめです。
オレンジの果皮から採取される精油は、果実そのままのみずみずしい甘酸っぱい香りです。 年齢を問わず最も人気があるといっても過言ではありません。 リフレッシュやリラックス効果があり、不安や緊張、ストレス、うつ状態から解放され、気分を前向きにする効果が期待できます。 また、下痢や便秘などの胃腸のトラブル全般的に効果が期待でき、食欲を増進させる作用もある為、食欲不振の方にもおススメです。
疲れたこころに刺激を与えて、気分をリフレッシュさせてくれます! とげがある常緑樹の果実として知られているレモンですが、この果皮から抽出される精油は、鋭角で甘酸っぱいフレッシュな雰囲気を持っています。このフレグランスが、気持ちの切り替えや混乱した気持ちに冷静さを取り戻してくれます。 レモンという言葉は、いずれも柑橘類の果実を指すアラビア語の「ライムン」とペルシア語の「リムン」が語源となっています。古代エジプト人はレモンの果実で、肉や魚が傷むのを防いだりしていたそうです。
頭をシャープに。冬場や春先の季節にも活躍します! コアラの主食として知られるユーカリは、オーストラリア原産の植物で、その樹高は数十メートルにも達します。 オーストラリアの原住民アボリジニは、この植物の葉を古くから健康のために利用してきました。 1788年以降はヨーロッパにも伝えられ、シドニーペパーミントの名で親しまれています。 現在は、中国やスペインなどでも多くみられます。 とても鋭敏で、突き刺さるようにシャープな香りが特徴的です。
シャープで清潔感のある香りに、リフレッシュ効果があります。 気持ちが沈んでいるときの気分転換に最適です。 香りが頭をスッキリとさせ、集中力や記憶力アップに役立ちます。 オーストラリアの先住民アボリジニが、この木の葉をお茶にして飲んでいたことから、ティー・トリー(Tea Tree)と名づけられました。 また、傷や感染症を治す万能薬として利用していました。 抗菌、抗ウイルス作用があり、呼吸器系の不調や、花粉症、風邪やインフルエンザなどの感染症に効果があります。